「つーか、セーラー服にお姫様とか
世界観が闇鍋だな」
「う…そういうこと言わないでよー。
女の子はみんなお姫様なの!」
手を繋ぎながらふたりで螺旋階段をおりていくと、なにやら賑やかな声が聞こえてきた。
「あいつら、なに」
ぼそりとこぼした成生くん。
視線の先、屋敷の広場に並ぶのは
3人の道化師だった。
こちらと同様、彼らもわたしたちの存在に気がつく。
その瞬間ぴたりと静かになり、品定めするように上から下まで観察された。
なんか…気分良くないな。
『お二人とも、お揃いで
お待ちしておりました。
早速ご紹介しますこちら
本園のキャスト陣
ポピィ、ジョン、モモ
でございます』
膠着状態のところにふらりとやってきたダリが道化師一人一人の名前を並べた。
キャスト陣とはいうものの、なんか、態度悪くない?
どことなく見下されているというか…
『私めを含めたキャスト陣4人が
今後あなた方ふたりと
行動を共にしていくことになります
仲良くハッピーにいきましょうね』
ひとり楽しそうに説明を続けるダリ。
仲良くハッピーなんて思っているのは確実にこの男だけなのはわかる。



