‪‬♡NAH LAND♡



「もし、この遊園地に閉じ込められて、一生出ることができなくて、おまえの心がなにかに縋らなきゃ生きていけなくなったとしたら…」



わたしの手の甲に重ねられたてのひらには熱がこもっている。



「誰よりも味方であるおれが
おまえの王子様になって結ばれてあげる」



その瞳には、静かな火が灯っていた。


心臓に穴を開けられ糸を通される感覚。


糸は、成生くんに繋がっている。




「だからあいつのために死ぬな。
生きて、おれとふたりでここから出よう」




けっして解けないよう

固く、固く

結ばれる。




「そろそろ行こーか」



手を掬われた。


真っ黒な学ランをまとって、なんだか王子様みたいな仕草。



「成生くん、ありがとう」



その背中からは返事はこなかった。


手だけが強く握られている。