‪‬♡NAH LAND♡




『あなたは

お姫様になりたいのですか』




頬をなぞられる。


手つきがとても優しいせいか、恐怖はまったく感じない。




『あなたは

どんな王子様と

結ばれてしまうのでしょうね』




体に腕をまわされて、強く抱きしめられる。


苦しいほどの力に息が詰まった。




『あなたが王子様と

結ばれてしまうのなら

私はきっとこんなふうに

あなたを私自身の腕の中で

殺してしまうでしょう』




どろりとした粘性の高い言葉に鼓膜を焼かれる。




『覚えていて

ご主人様』




まだ出会ったばかりなのに

わからないことばかりなのに

なぜだろう




『私はね

あなたに

死んでほしい』





──愛しすぎて、憎い





極めて危険なこの熱を

知っているような気がした。