「ダリすごい!ありがとう!
こんなのはじめて」
成生くんと一旦別れてダリとふたりきり。
おかまいなく天蓋付きのベッドにダイブする。
まぶたを開けばかわいいものだらけだ。
小さい頃からの憧れ。
よくひとりでお姫様ごっこをしたっけ。
人形を王子様に見立てて結婚式を開いたり、デートしたり。
今思うと夢いっぱいの女の子だったなぁ。
「本当に、お姫様になれたみたい」
呼吸と共につぶやいたとき
ベッドのスプリングが沈んだ。
「……ダリ?」
寝転ぶわたしに覆いかぶさってくる。
手首をシーツに縫いつけられ、まばたきをすることしかできない。



