『ふふ、引き攣れた声も お可愛らしいですね 許しましょう あなたを愛していますから』 仮面の裏で、おそらくにっこり笑ったダリ。 そしてわたしの肩を抱き直し、空に抜けるような声を放った。 『さぁ!我がNAH LANDに ゲスト様2名のご入場!ご入場! どうぞみなさま 道をお開けください!』 背後で堅く重たい音が響いた。 それはゲート門閉の音。 怖くて不思議な時間の、はじまりの音──