‪‬♡NAH LAND♡




「うっ、や、めてよ、ポピィなんてきらい、なのに」

『おまえがオレをキライなわけねェだろ?』



はぁぁ?


どっからくるのその自信!?


いまさら優しくしてきたって、ポピィにされたことは忘れてやらないんだから!


反論しようにも、その合間もくちびるに邪魔されてしまう。


死ねって言ったくせに。


わたしの命をないがしろにしたくせに。


きらい、きらい



「だいっきらい、さわん、ないで」

『それはムリだ。オレはおまえの王子様で、おまえはオレのお姫様だから』



リストバンドを指でなぞられる。


自ら繋ぎ止めてしまった糸をものすごく恨んだ。



「あなただって、わたしのこと、きらい、でしょ。そんな人とは結ばれたくない」


『どうとでも言え。おまえはもうここから出られない。一生オレのモノだからな』


「わたしの王子様を決めるのは、わたし、なの」


『いいや、おまえの王子様はオレだ』


「ポピィが王子様なんて、ぜったいやだ。もっと優しい人がいいもん」


『ならその優しい男を殺してやる。教えろよ、今すぐ殺す』


「やだ、やだやだ」


『ああ、わかったぜ?ナルセだろ。アイツ、おまえにヒデェことばっかするもんな』


「どの口が言ってるの?成生くんは大切な友達だよ!変なこと言わないで!殺させないから!」


『どうしてだ?おまえとオレの未来を邪魔する存在を消すのなんて、トーゼンのことだろ?どうして、どうしてイヤがるんだ?』



話がまるで通じない。


掠りもしない押し問答にだんだん恐怖が湧いてくる。