‪‬♡NAH LAND♡



「ティーセット?」



ブロンズが艷めくアンティーク調のテーブル。


そこに、赤、黄、ピンクのカップが乗せられていた。


花壇の花とおんなじ色合いだ……それに



「道化師たちの、色……」



口に出して、はっとして。


記憶の隅っこが震えた。



「う、ごめんよ、またねうさちゃん……」



足もとで寝てるうさぎちゃんのそばから静かに離れ、花壇の向こう側へ足を進める。


なぜだろう、すごくひっかかる。


目の奥に込み上げてくるものの正体を知りたくて、手を伸ばした──



「あ……」



しかし、ティーセットは消えてしまう。


目の前に広がった黄緑色の芝生が、わたしをからかうように揺れている。



「……」



自分の心がよくわからなかった。


この寂しさは……いったいなに?