‪‬♡NAH LAND♡



「オレはおまえのことを憎んでいる。
大嫌いだ。この世でいちばん、大嫌い」



大嫌いと言う口でキスをやめようとしない。


その甘い矛盾に…道化師はきっと気づいていない。



「おまえなんか死ね。死んじまえ」


「……」


「あいつのモンになるのなら、オレから離れていくのなら、おまえなんていらない」


「……」


「くそ…死ね、死ね、死んでくれよ」



潰れるほど抱きこまれ
背中からベッドになだれ落ちた。


押し倒されるというより、乗りかかられる状態。


親にすがる子どものような道化師の姿に、感じていた痛みが遠くなっていく。



「ベンタ、ベンタ……ベンタ」



わたしの名を虚ろにつぶやき続ける声音があまりにも悲痛で、拒絶する手を動かすことができなかった。


こんなに死を望まれているのに、こみあがるのは切なさに似た感情だなんて。


もう自分がわからない。


けど、それ以上にポピィという存在が分からなかった。


そっと、彼の背中に手を添えようとした時だった





「ベンタから離れろ」





空気を凍らせるような声が響いた。