‪‬♡NAH LAND♡



そっと手首をつかまれ、持ち上げられる。


あ……外すの、わすれてた。


そこには、ゲームの際にピエロに渡された、チケット代わりのリストバンドが光っていた。


ハートや星の形をした赤いビーズが連なる可愛らしいそれは、目にするとなぜか胸がぎゅっとなる。


ポピィはわたしのリストバンドに唇を寄せると、そのままキスに変えた。


わたしに触れる彼の手首にも、同じリストバンドが着けられている。



『ベンタ、このリストバンド……外すなよ』


「……」


『オレもぜったい、外さねぇから』


「……」


『まだ戸惑ってるんだ。こうしておまえに触れるのが久しぶりすぎて、気を抜くとひどいことばかりしちまう』


「……」
 

『でもおそろいのリストバンドを見れば、少しは優しくしてやれるとおもう……から』



言葉のとおり、ふんわりとした控えめなキスが落ちてくる。


行動がまったく読めない。


胸板を押しても、彼のくちづけは逆に深くなっていくばかり。