……美しい…? 命が散る様が美しいというの? わたしは苦しんだ。 何度も苦しんだ。 それを綺麗に形容していい存在なんて、この世にいない。 おもいきりダリを突き飛ばす。 触らないで そう目で訴えた。 『ベンタ、様…?』 驚いたような声をもらすダリ。 もう我慢できない。 ───ベチャッ! 彼の前に、口の中のモノをおもいきり吐き出してやった。 「なんだよ、これ」 つぶやいたのは成生くんだった。 地面を赤く染める塊。 それは──わたしの舌だった。