『……は?』 数十秒 流れた沈黙の中に、こぼされた声ひとつ。 わたしの眼前には 黒い鉄球が待ち構えていた。 しかしそれはもう意味をなさない。 なんて皮肉。 場所も障害物も 一番はじめのチャレンジとまったく同じなんて。 『おまえ…マジかよ』 信じられないといわんばかりに目を丸くするポピィ。 わたしは握りしめていた彼の手を離し、自分の胸を押さえた。 鼓動が爆発したように跳ね回る。 痛みを感じるほどの拍動。 時間差で興奮がやってきた。