高く上昇していく。
頬に当たる優しい風。
激しい動きをするジェットコースターに乗っているとはとても思えない。
『油断しないことだな。
またいつ速度が上がるか分かんねーだろ?』
「そうだね。気をつける。
けど、わたしはゲームにクリアするよ」
それを最後に、わたしは口を閉ざした。
考えたこと、感じたこと
わたしなりに出した答えが正解なのか
命をもって確認しよう。
ふと、成生くんの顔が頭に浮かんだ。
瞬間
コースターの速度が上がった。
『ハハッ!なにしてんだバーカ!
終わりだな、ベンタ』
風音とともに耳に入ってくるポピィの笑い声を脳内で遮断する。
繋がる手をおもいきり握った。



