‪‬♡NAH LAND♡




それから目を覚まし
もう一度チャレンジを行った。


しかし、あえなく失敗。


前回と同じくコースターの動きはゆっくりだったけど、やはり途中からスピードが上がってしまい、そのまま障害物に殺されてしまった。




『チャンスはあと1回だ。
心の準備をしておけ』




ポピィがニヤリと口角を上げて言った。


わたしはベンチに座りながら考える。


どうしていきなりコースターの速度が落ちたんだろう。


なにか法則性があるのかな。


それとも…気づいていないだけで、わたしの言動にコースターの動きをゆるめる合図が隠れていたり?


思い出せ


わたしは、ゲームの最中どんなことをしていた…?

 
じっと、思考を巡らせていると



「ベンタ…」



成生くんがわたしの前にやってきた。


その表情はあいかわらず暗い。



「成生くん、ごめんよ
いま考え事してるから──」


「ポピィから聞いた。
次がラストチャンスなんだってな」


「…うん、だから頑張らないとね」



瞳にぼんやり影を落としている成生くんとは対照的に、わたしの意識は冴え切っていた。