「ちなっちゃんが相手でも,見る目ないかな,俺。分かんないけど,もう好きだから無理だよ今さら」
わ……たし?
え,今,好きって言った?? 浬が?
わた,しに?
なんで。
「天使かと,思ったんだ。目の前にぱっと現れて,走り去って。なのに上から落ちてきたりして。こんなに可愛いひと,今までどこにいたんだろうって」
どんな感性してたら,そんな風に見えるんだろう。
どんな風に見えてたら,私にそんなこと言うんだろう。
「ちなっちゃんは,俺の彼女にはなってくれない? 俺は最初から,友達になりたかったわけじゃないよ」
そんなこと,言われても。
「俺さ,いつもフラれちゃうんだ。重たいし,好きじゃないんだって。俺はいつも本気なのに。ちなっちゃんだけだよ。俺の行動に気付いても,傍にいてくれたのは。いていいよって示してくれたのは」



