「浬,女みる目ない」
「え」
次は口くらい固い子を選びなよ。
せめて,少しくらい好きでいてくれる子を選びなよ。
そんなことを,自分の中に留め置けず。
真正面から口にする私も,いい女の子らしくは無いのかもしれないけど。
でも,悔しいよ。
浬の想いが1つも伝わっていないこと。
いったい何て言ってフラれたの?
「そうかな」
骨がないかのように首をかしげる浬は,何故か帰宅への足を止める。
その目は真っ直ぐ私に固定されたままだった。
「相手が天使みたいな子でも?」
「て……何?」
元カノの話? あの人は天使って言うより美人系……



