社長室に呼び出されたら、溺愛生活が待っていました
恋愛(ピュア)
完
71
海咲雪/著
- 作品番号
- 1725051
- 最終更新
- 2024/05/28
- 総文字数
- 15,327
- ページ数
- 47ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 98,927
- いいね数
- 71
大学卒業後、念願だった大手医療品メーカーに就職出来た。
ある秘密を隠しながら。
一年目はやっぱり大変で、少しだけ慣れてきたかと思っていた二年目。
私は社長室に呼び出された。
「倉本さん、社長に呼び出されたんだって。終わりだな」
「倉本さん、良い人だったから残念」
コソコソと噂をする隣の部署の人達。
何故、こんなにも社長室に呼び出されることを皆んなが恐れているのか。
うちの会社の社長にはこんな噂があった。
「気に入らない社員を社長室に呼び出してクビにしている」
「社長室に呼び出されて、辞めなかった奴はいない」
そんな二つの噂から冷酷な社長として恐れられ、社長室は「地獄の宣告室」と呼ばれていた。
恐る恐る入室した社長室で、私は確かに「クビ宣告」はされなかった。
代わりにあまりに唐突で、意味のわからない提案をされることになるとは思いもしなかったけれど。
「倉本 花重、俺の婚約者になって欲しい」
突然の申し出に戸惑いながらも断ったはずなのに……
「そうか。じゃあ、バラそうかな。君が倉本財閥の娘だと」
最初の印象は最悪すぎるほどの出会い。
「君を愛しているから……と言ったら信じてくれるのか?」
「可愛いものだな」
「ずっと俺の隣にいればいい」
これから甘い溺愛生活が始まる。
【登場人物】
倉本 花重[くらもと かえ]・・・24歳。二年目。普通の会社員。実は……?
×
古屋 初樹[ふるや はつき]・・・28歳。花重の働いている大手医療品メーカー社長。社員から怖がられている。
ある秘密を隠しながら。
一年目はやっぱり大変で、少しだけ慣れてきたかと思っていた二年目。
私は社長室に呼び出された。
「倉本さん、社長に呼び出されたんだって。終わりだな」
「倉本さん、良い人だったから残念」
コソコソと噂をする隣の部署の人達。
何故、こんなにも社長室に呼び出されることを皆んなが恐れているのか。
うちの会社の社長にはこんな噂があった。
「気に入らない社員を社長室に呼び出してクビにしている」
「社長室に呼び出されて、辞めなかった奴はいない」
そんな二つの噂から冷酷な社長として恐れられ、社長室は「地獄の宣告室」と呼ばれていた。
恐る恐る入室した社長室で、私は確かに「クビ宣告」はされなかった。
代わりにあまりに唐突で、意味のわからない提案をされることになるとは思いもしなかったけれど。
「倉本 花重、俺の婚約者になって欲しい」
突然の申し出に戸惑いながらも断ったはずなのに……
「そうか。じゃあ、バラそうかな。君が倉本財閥の娘だと」
最初の印象は最悪すぎるほどの出会い。
「君を愛しているから……と言ったら信じてくれるのか?」
「可愛いものだな」
「ずっと俺の隣にいればいい」
これから甘い溺愛生活が始まる。
【登場人物】
倉本 花重[くらもと かえ]・・・24歳。二年目。普通の会社員。実は……?
×
古屋 初樹[ふるや はつき]・・・28歳。花重の働いている大手医療品メーカー社長。社員から怖がられている。
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