あぁ……まただ……。
この、感覚。
いつも感じる感覚が、押し寄せてくる。昴といると、いつもこうなる。
得体の知れない、姿形の見えないものに吸い込まれる。取り込まれる。落ちてゆく。
際限なく落ちてゆく、この感覚。
あたしはもうこれが何なのか知っていた。
恋してるんだ。
あたしがいつも感じるこの感覚は、恋に落ちる感覚。
昴に恋するたび、あたしは昴に落ちてゆく。
どこまでも。どこまでも深い、昴という海に落ちていく。
そのたびに、好きになる。
大好きになる。
昨日より、今日より。
毎日毎日、もっともっと、好きになっていく。
好きが毎日、深くなっていく。
限界のない好きは、底がない好きは、どこまで大きく深くなるんだろう。
「……っ……はぁ…」
どれくらいキスをしてたのか、いつの間にか昴の唇は離れて、クタクタのあたしは肩で息をしていた。
「ゴメン、トール」
「え……はぁ……何が?」
「ナガク、しすぎた」
「……大丈夫」
嫌だったわけじゃないし……。ちょっと苦しかったけど!



