プラチナ王子




「次はお化け屋敷行こー!」


様々なアトラクションを制覇していき、日も傾いてきた頃。


最後は観覧車と決めていた為、残るはお化け屋敷のみ。


「オバケヤシキ?」

「ここーっ」


お化け屋敷を指差すと、昴は不気味な外観を見てビクッと体を強張らせた。


「ghost mansion!?」

「イエース!」

「なんや昴。もしかして怖い~ん?」


昴を指先でつっ突く翔太は、奈々に負けず劣らず黒いオーラ全開。


「コワイ……」

「素直やなお前!」


あはは!と笑うと、昴は怯えた顔であたし達を見た。


「は、はいるの……?」

「ダメよ昴、しっかり透を守ってくれなきゃね?」


奈々に背中を押された昴は恐る恐る入り口の前に立って、お化け屋敷を見上げてる。


そんなに怖いのダメなのかな?と思っていると、ふと目が合った奈々に『頑張って』と口パクで言われた。


奈々様っ!


「じゃっ、行ってきまーす!」

「「行ってらっしゃい」」


奈々と翔太に見送られ、あたしは怖がる昴とお化け屋敷に入った。


お化け屋敷の中は薄暗く、墓石や井戸なんかがあって、日本のお化け屋敷!って感じだ。


「ふーん。こうなってるんだ」


廃墟とか病院じゃなくて、墓地イメージなのかな。