プラチナ王子



「応援してるから頑張って!」


まずはあの仮面を破るとこからね! あたしの口から奈々の本性は言えないけどね!


グッと両拳を握って応援の気持ちを伝えると、疑っているのか翔太はジッとあたしを見る。


「ん?」

「透は、昴が好きなんやろ?」

「へぁ!? なななななんっ……え!?」

「ははっ! キョドりすぎやろっ!」


翔太に言われたくないよね!


途端に熱くなる顔に、翔太は笑いながら話し出す。


「最初は、昴がかっこいいから顔赤くすんねんなーと思ってたんやけど。隼人先輩の事件の時、あぁ好きなんやなって、思ってんか」

「すっ、昴は……」

「あいつ鈍感やからなぁ~。気付いてへんよ」

「良かったぁぁ~……」


ほっと胸を撫で下ろすと、翔太は開いた右手をあたしに見せる。


「まぁお互い頑張ろうや」


ニカっと笑う翔太にゾクゾクするような、ワクワクした気持ちが込み上げた。


「おうっ!」


パンッ!と翔太とハイタッチをしたところで、奈々と昴がやって来る。


あたしと翔太を不思議そうに見るふたりに、覚悟したほうがいいよ?なんて言わないけど。


「やっと来たぁー!」

「お前らも走れや!」

「……ゴメン?」

「何で疑問系やねん!」

「さーっ乗るぞっ!」

「私、絶叫系は苦手なのよねぇ」


嫌そうにする奈々の背中を押しながら、昴が目の前にアトラクションに目を輝かせるのを見て顔がニヤける。



とにかく今日は、楽しもう!