プラチナ王子


――――――…


次の日の放課後。あたしは追加補習を避けるため、再テストを受ける。


打倒つんちゃん!


ガラッと教室のドアを開けると、天敵つんちゃんが教壇に立っていた。


「てめー教師より遅刻してんじゃねぇよ! ナメてんのか!」


歩み寄るなりプリントでバシッと頭を叩かれる。


「いったー! 何すんのさ!」

「向井……今日も40点以下だったら許さねぇからな……」

「前回20点も上がったんだから少しくらい褒めてよ!」

「20点? あぁすげーさ。でもな、てめーは元が低すぎんだよ! 18だぞ! 18っ点! バカが!」


ハイハイ平均点を大幅に下げてしまってどーもすいませんね。


でも今日のあたしは奈々的に言えばひと味もふた味も違くってよ!


「さあ! かかってこい!」


教壇の真ん前の席に座って言うと、つんちゃんは片眉を上げながら不審げにあたしを見る。


「……何を根拠にそんな自信満々の顔してんだ」

「いいから早く! 公式忘れるっ!」

「40点以上取れよ!?」

「分かったってば!!」



しつこいつんちゃんから答案用紙を奪って、いよいよ再テストです!