「ねてた?」
「起きてた!」
「そ?」と笑って、昴はあたしの前の席に座る。
わー、わー……。
昴が、あたしのクラスにいる。同じクラスみたい……。
同じクラスだったら授業中小声で話したり、休み時間に笑いあったり出来るんだろうなぁ。
何より学校にいる間は見放題だよね。いいなー、翔太とキョウ羨ましい……。
「トール」
「はひ?」
「トールいつも、own world」
「……」
自分の世界ですか。あたし、妄想しすぎだ……。
「それも、カワイーけど」
ボッ!と顔が赤くなるあたしに気付かず、昴はカバンの中からペン入れを取り出す。
そんなこと自然にサラッと言っちゃうなんて、さすが王子です。
手で顔を扇いでいると、昴のシャーペンが机に置かれた。
「さ、Let's study」
にこっと笑った昴に、破裂寸前の心臓。
昴が先生だったら毎日予習復習やっちゃう!
テスト赤点取って、補習もしてもらうー!!



