プラチナ王子



「きょう、べんきょうする?」

「しなきゃヤバいからね……」


ほんとヤバい。明日のテストも悪かったら、補習がまた伸びますからね……。ていうか単位自体もらえなくなるんじゃない? 


「……チガウ」


昴は両手を口に当てて、チラッとあたしを見た。


か……可愛いすぎる! 昴のその表情の人形とか、誰か作って! 買い占めて部屋に並べるってあたし怖っっ!


「えっと、違うって何が?」

「いっしょに、べんきょうする?」

「はひ……?」


いいい一緒に勉強!? 誰が!? あたしが!? 昴と一緒に!? いやいやいや……っ。


「イヤ?」


しゅんとする昴に、きゅーんとするあたし。


「とんでもない! レッツスタディー!!」

「あはは! がんばろーネッ」


……優しい。


「じゃあ、ほーかご、classいくネ」


にっこり笑う昴につられて、あたしも笑顔を返す。


幸せすぎるぅ~!


ニヤニヤが止まらないよね! ノンストップニヤニヤ!


「気持ち悪いわ」と奈々がボソッと言ったのが聞こえちゃったけど。


聞こえないふり。聞こえないふり。