舞緒を褒め称えて甘やかす朝葉が、誰かに許可を取ることもなく、舞緒が自ら噛んだ猿轡を流れるような動作で外しにかかった。朔夜は何も言わない。朝葉の好きにさせるつもりのようだ。その代わりなのか、朔夜も自分の好きにするつもりのようで、依然として舞緒は朔夜に身体を甚振られていた。彼らは互いのことなど存在しないものとして扱っているかのように、各々が各々の方法で舞緒とコミュニケーションを図っているようだった。舞緒はいつまでも、極楽浄土のような心地良い空間から抜け出せなかった。
噛んでいた猿轡を外される。ほんの僅か、呼吸が楽になったが、それは刹那的なことだ。朔夜に首を絞められ、人工的な呼吸をさせられていることに変わりはないため、すぐに酸素がギリギリの状態になってしまう。そのうち体力が尽きて死んでしまう恐れもないわけでないのに、やはり舞緒は、生と死の境目を行き来させられていることに、愉悦を感じずにはいられないのだった。
「樫野くん、今からここに何しようか。何がしたい? 樫野くんがしたいことをしてあげるから。何でもいいよ。"Say"」
「あ……、き……、きす、したい……」
「キスだね、分かった。いいよ。言ってくれてありがとう」
唾液で醜く濡れている唇を朝葉に指先でなぞられながら問われた舞緒は、それが自分の意思なのかどうなのかもあやふやなまま、途切れ途切れの掠れた声でそう即答していた。ちょうど朔夜が手を緩めるタイミングだった。本能が先に反応したかのように、唇が勝手に動いていた。
コマンドに従った舞緒を褒めた朝葉の唇が、躊躇も音もなく舞緒の半開きのそれに重なった。当たり前のように熱く濡れた舌を差し込まれ、口内を蹂躙される。指を入れられた時とは当然異なるその感触は、酷く艶かしく、生々しく、あまりにも淫靡で刺激的すぎるものだった。
噛んでいた猿轡を外される。ほんの僅か、呼吸が楽になったが、それは刹那的なことだ。朔夜に首を絞められ、人工的な呼吸をさせられていることに変わりはないため、すぐに酸素がギリギリの状態になってしまう。そのうち体力が尽きて死んでしまう恐れもないわけでないのに、やはり舞緒は、生と死の境目を行き来させられていることに、愉悦を感じずにはいられないのだった。
「樫野くん、今からここに何しようか。何がしたい? 樫野くんがしたいことをしてあげるから。何でもいいよ。"Say"」
「あ……、き……、きす、したい……」
「キスだね、分かった。いいよ。言ってくれてありがとう」
唾液で醜く濡れている唇を朝葉に指先でなぞられながら問われた舞緒は、それが自分の意思なのかどうなのかもあやふやなまま、途切れ途切れの掠れた声でそう即答していた。ちょうど朔夜が手を緩めるタイミングだった。本能が先に反応したかのように、唇が勝手に動いていた。
コマンドに従った舞緒を褒めた朝葉の唇が、躊躇も音もなく舞緒の半開きのそれに重なった。当たり前のように熱く濡れた舌を差し込まれ、口内を蹂躙される。指を入れられた時とは当然異なるその感触は、酷く艶かしく、生々しく、あまりにも淫靡で刺激的すぎるものだった。



