朝7時半


「志都紅、起きろー。ともや様が来たぞー」

「はぁ、毎度毎度お疲れ様〜、それと自分のことともや様って言うくせ、どうにかならない?」


ちょうど体を起こしたところに幼なじみのともやがやってきた


ともやは私が5歳の頃からの幼なじみ


どうやら私が好きすぎるあまり、保育園から高校までなんと10年も一緒にいる

あまりにも一緒にいすぎるから、付き合ってんのとか色々誤解をされてきた

その度にともやは『志都紅のこと友達として好きだしいいじゃん。』って軽くあしらってきた

その性格見習いたいわ

でも、私だけが知ってる


ともやはすごくモテるのに、彼女を一切作らない


その理由は、ともやが私のことが好きすぎるあまり、私を束縛してくるということ


もうお互い高校生なんだから、好きにさせて欲しい


って思うけど、そんなこと口が滑ってもともやには伝えられない


何故かと言うと一度だけ言えない私の代わりに友達がともやに伝えてくれたところ


ともやはブチ切れて、その後が本当にもう大変だったから


それから私も友達ももうともやには何も言えなくなった

ってところかな