いつもの場所、人気の少ない屋上に行く手前の階段でお弁当を広げる。
片手に持ったおにぎりを食べながら、世理はやけに機嫌がいい。
「やっぱ紗杷は僕だよねー」
「なにそれ」
「なんでもなーい」
なんなんだか。まあ機嫌が悪くならなくてよかった。
ふわふわの少し茶色がかった世理の髪の毛が太陽に照らされている。
でも、私は気づいてない。
さっき自分が選んだことが、
ちゃんと意味を持ってるなんて。
そして、
廊下の向こうでこっちを見ていたゆいくんが、
静かに決意を固めたことも。
片手に持ったおにぎりを食べながら、世理はやけに機嫌がいい。
「やっぱ紗杷は僕だよねー」
「なにそれ」
「なんでもなーい」
なんなんだか。まあ機嫌が悪くならなくてよかった。
ふわふわの少し茶色がかった世理の髪の毛が太陽に照らされている。
でも、私は気づいてない。
さっき自分が選んだことが、
ちゃんと意味を持ってるなんて。
そして、
廊下の向こうでこっちを見ていたゆいくんが、
静かに決意を固めたことも。

