此方は十六夜の蝶。

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総合36位(2024/10/04)

歴史・時代1位(2024/08/17)

歴史・時代

此方は十六夜の蝶。
作品番号
1722761
最終更新
2025/01/15
総文字数
118,963
ページ数
303ページ
ステータス
完結
PV数
404,644
いいね数
356
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おいでなんし、おいでなんし、
どうぞ極楽浄土へ。


ここは江戸の花街・吉原───裏遊郭。


男が女を買うのではありんせん。

女が男を買い、女が夢を見る場所でありんす。


その街へと引き取られる条件は
群を抜くほどの美貌、ただひとつ。


名づけて“裏吉原”と、申しんす。







『おまえのような女、俺が抱く価値もない』



選ばれる方法、たったのふたつ。

大金をつぎ込むか、
彼に愛されるか。





*





十六夜
─いざよい─

せせこましくて意地っ張りな月と、
彼は言いました。



此方は十六夜の蝶。



この作品のレビュー

★★★★★
2024/09/28 03:38
投稿者: 如月深紅 さん
ネタバレ
此方は十六夜の蝶。

裏吉原という斬新な設定を舞台に、ひとりの少女ととらわれた青年の運命が交わるお話です。
果たして、キツネさんは誰なのか。
どうして、青年は少女に優しくするのか。
徐々に愛を深めていくふたりに、未来はあるのか。

あたたかくて、人間味があって、しんどい場面もありますが最後にはきっと救われている。
読むたびに美しさが増し、十六夜の中で蝶が羽をひろげているのが想像できる、素敵な作品です。

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すべての感想数:88

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