黒板の前で呆然とする彼女を他所に、男性陣はそれぞれ椅子から立ち上がる。
ついでに私も兄の手を借りて、起立した。
「とりあえず、上の判断を待て。話はそれからだ」
今にも意気消沈しそうなルーシーさんへ、兄は追い討ちを掛ける。
おかげでルーシーさんの口から、見えない魂が抜けてしまった。
『嘘でしょ……』と崩れ落ちる彼女を置いて、兄は退室。
そのため、手を握られている私も必然的に生徒会室を出ることに。
エスコートされるまま学園の廊下を歩く私は、斜め前に居る兄を見つめた。
「あ、あの……お兄様、ルーシーさんのお話には私も賛成していて、だから……」
「────ダメだ」
『それ以上、聞きたくない』とでも言うように、兄は食い気味で否定の言葉を吐いた。
そっぽを向いているため、表情は見えないが……きっと、かなり怒っていると思う。
昔から、私の身に降り掛かる危険や不幸を毛嫌いしている節があるから。
たとえ、それが成長のために必要なことだったとしても。
まあ、今回はそうじゃないのだけど。
ついでに私も兄の手を借りて、起立した。
「とりあえず、上の判断を待て。話はそれからだ」
今にも意気消沈しそうなルーシーさんへ、兄は追い討ちを掛ける。
おかげでルーシーさんの口から、見えない魂が抜けてしまった。
『嘘でしょ……』と崩れ落ちる彼女を置いて、兄は退室。
そのため、手を握られている私も必然的に生徒会室を出ることに。
エスコートされるまま学園の廊下を歩く私は、斜め前に居る兄を見つめた。
「あ、あの……お兄様、ルーシーさんのお話には私も賛成していて、だから……」
「────ダメだ」
『それ以上、聞きたくない』とでも言うように、兄は食い気味で否定の言葉を吐いた。
そっぽを向いているため、表情は見えないが……きっと、かなり怒っていると思う。
昔から、私の身に降り掛かる危険や不幸を毛嫌いしている節があるから。
たとえ、それが成長のために必要なことだったとしても。
まあ、今回はそうじゃないのだけど。
