「皆さん、初めまして。本日よりアントス学園でお世話になる────レーヴェン・ロット・デスタンです」
笑顔で生徒達を見下ろし、壇上に立つレーヴェン殿下はまず自己紹介から始めた。
敬語を使っているのは、学園内で身分差を緩和する制度が立てられているから。
一番身分の高い自分が率先して、その制度を活用するべきだろうと考えたようだ。
そうしないと、身分を盾に問題を起こす生徒や平民を軽んじる生徒が出てしまうから。
良くも悪くも見習われる立場のため、正しい姿勢を示すべきだと思ったらしい。
なんとも、殿下らしい考えだ。
「────以上をもちまして、新入生代表挨拶とさせて頂きます。それでは、新入生・在校生の皆さん、これからよろしくお願いします」
優雅にお辞儀して挨拶を終えるレーヴェン殿下は、盛大な拍手に包まれながら壇上を降りる。
それと入れ替わるように、私の兄が壇上に姿を見せた。
「生徒会長ニクス・ネージュ・グレンジャーです。まずは新入生の皆さん、入学おめでとうございます。我々はあなた方を心より、歓迎します。また────」
真顔でツラツラと祝辞を並べ、兄はスピーチを終えた。
一礼してから後ろへ下がる彼を他所に、学園長の挨拶へ移る。
その後も式は滞りなく進み、幕を下ろした。
笑顔で生徒達を見下ろし、壇上に立つレーヴェン殿下はまず自己紹介から始めた。
敬語を使っているのは、学園内で身分差を緩和する制度が立てられているから。
一番身分の高い自分が率先して、その制度を活用するべきだろうと考えたようだ。
そうしないと、身分を盾に問題を起こす生徒や平民を軽んじる生徒が出てしまうから。
良くも悪くも見習われる立場のため、正しい姿勢を示すべきだと思ったらしい。
なんとも、殿下らしい考えだ。
「────以上をもちまして、新入生代表挨拶とさせて頂きます。それでは、新入生・在校生の皆さん、これからよろしくお願いします」
優雅にお辞儀して挨拶を終えるレーヴェン殿下は、盛大な拍手に包まれながら壇上を降りる。
それと入れ替わるように、私の兄が壇上に姿を見せた。
「生徒会長ニクス・ネージュ・グレンジャーです。まずは新入生の皆さん、入学おめでとうございます。我々はあなた方を心より、歓迎します。また────」
真顔でツラツラと祝辞を並べ、兄はスピーチを終えた。
一礼してから後ろへ下がる彼を他所に、学園長の挨拶へ移る。
その後も式は滞りなく進み、幕を下ろした。
