本当に信じられないんだけど、着なかった四着はどうしていたの……?
彼女は私より断然細身だったみたいだから、サイズだってそもそも合わないだろうし、彼女と婚約していた頃のジョサイアの行動に、何かおかしかったのではないかとケチをつける気だってない。
そういった意味では無関係なんだけど、単純にドレスがもったいないし、行方が気になり過ぎる。
「そうだろうと思うよ。当時、婚約者だったオフィーリア・マロウが、そうすることが当たり前だと言えば、国有数の資産家で、造作なくそういう希望を叶えることが出来るのなら、義兄さんはそうせざるをえない」
「それって、ジョサイアが、彼女をそれほどまでに大事にして、愛していたってことでしょう?」
「……どうなのかな。彼女の要求を相手にするのが、面倒だったのかもしれないよ。多忙で時間もないんだから、彼女の言いなりに与えていれば黙ってくれるならと思ったのかもね。ジョサイア義兄さんは現王の側近として、これまでに女遊びなんてしている暇はなかっただろうと思うし、単に普通の女性との付き合い方を、知らないんだと思うよ」
彼女は私より断然細身だったみたいだから、サイズだってそもそも合わないだろうし、彼女と婚約していた頃のジョサイアの行動に、何かおかしかったのではないかとケチをつける気だってない。
そういった意味では無関係なんだけど、単純にドレスがもったいないし、行方が気になり過ぎる。
「そうだろうと思うよ。当時、婚約者だったオフィーリア・マロウが、そうすることが当たり前だと言えば、国有数の資産家で、造作なくそういう希望を叶えることが出来るのなら、義兄さんはそうせざるをえない」
「それって、ジョサイアが、彼女をそれほどまでに大事にして、愛していたってことでしょう?」
「……どうなのかな。彼女の要求を相手にするのが、面倒だったのかもしれないよ。多忙で時間もないんだから、彼女の言いなりに与えていれば黙ってくれるならと思ったのかもね。ジョサイア義兄さんは現王の側近として、これまでに女遊びなんてしている暇はなかっただろうと思うし、単に普通の女性との付き合い方を、知らないんだと思うよ」



