言の葉は

僕は「同じ学校?」と多少たしょうの驚きがあった。なぜなら少女が童顔どうがんで中学生にしか見えないほど幼おさなく見えて、その姿は制服ではなく、私服しふくの長袖ながそでの白いセーターとジーンズを履はいていたからだろう。



少女は僕の問といに頷く。



「キミ、何年生?」少女は聞く。



僕は「1年」と、ぼそりと呟つぶやくと、少女は「私は2年。キミより年上だね」と顔を傾かたむけて、可愛らしい仕草しぐさをする。そして、次には「サボってるけどね」と付つけ加くわえて、クスッと笑う。



僕は一連いちれんの少女の姿や声や仕草に今まで感じたことのない感覚に包まれる。



例たとえるなら安心感や胸がギュッと掴まれるような切ないような感覚だった。



「私もさ、色々あってさ、学校をサボらないとキミと同じ発作に襲おそわれる。


あれはパニック発作なんだってね」



少女はそう言いながら地面に足をパタパタとつけたり、伸ばしたりと足を弄もてあそぶようにして口にすると、「キミはこれから学校に行くんだよね。きっと、キミにも何か原因があるから発作になるんだよね。同じだね」



僕は少女に見とれてしまい、曖昧あいまいに頷く──しかない。