同窓会に行ったら、知らない人がとなりに座っていました

「そうか。
 例え、君の作るスイーツが誰のためでも、俺は君のために勝とうと思う。

 そうだ。
 はじめまして」

「あ、は、はじめまして」

 二人はあいさつの握手を交わした。

 ――黒木田。
 恐ろしい奴だ。

 なぜ、初対面なのにあいさつの前に愛を語る。

 そんな顔で男連中は彼を見ていた。

「いや、失礼。
 久門がなぜか竜王戦に君を賭けると言ってきたので」

「はあ……」

「俺が勝って、久門が君をもらうというのは、俺は違うと思う」

「……誰が考えても違うと思いますね」