同窓会に行ったら、知らない人がとなりに座っていました

「あ、おいしい」

 水色のゼリーに白いホイップクリームがのっている。

 なんの変哲もないゼリーだったが、懐かしい感じがして、しみる美味しさだった。

「……このいつも食べ慣れている味に勝てるくらいのスイーツじゃないといけないんですよね。

 頑張らねばっ」
とゼリーが入っていたガラスの器を見ながら言って、

「おい、天才パティシエ……」
と田中に呆れられる。

 いやいや、豪華ならすごいとか。
 よくあるものだから、簡単だとかそういうものでもない。

 人には好みというものがあるわけだから。