「めぐるちゃん、いろいろ大変だねえ。
棋士の人がよく行くお店とか、対局のとき、出前とるお店とかあるから。
ちょっとどこかに行ってみる?
タイトル戦のときの将棋めしとはまた感じが違うから、参考にはならないかもしれないけど」
と師匠が言ってくれて、将棋会館近くのレストランに連れて行ってくれた。
田中も一緒だった。
「あ、天才パティシエ、めぐるちゃんだ。
週刊誌見たよ~。
あ、竜王戦の将棋めしの記事の方ね。
これ、おまけ。
竜王戦のスイーツ、頑張ってね」
と気のいいシェフのおじさんが水色のゼリーをおまけしてくれた。
将棋めしの記事の方ね、とわざわざ言うと言うことは、久門さんの方の記事も読んだんだな。
なんか気を使わせてしまったな、とめぐるは思う。



