同窓会に行ったら、知らない人がとなりに座っていました

「実はですね。
 うちのパティシエが子どもの運動会に参加して、手を骨折してしまいまして」

 ……怖いな、運動会。

「それで、もし、めぐる先生のご都合がつくようでしたら。
 竜王戦の日のスイーツを作っていただけないかと……」

 ええっ!?

「以前、うちにめぐる先生の焼き菓子を卸していただいてたじゃないですか。
 黒木田名人が対局のときに召し上がられて、すごく気に入られてたのを思い出したんですよ」

「そ、そうだったんですか……」

「ただその、うちである対局がですね。
 今回、第七局でして」

「第七局?」