同窓会に行ったら、知らない人がとなりに座っていました

「この勝負、俺が負けたら、久門か黒木田がお前と結婚するらしいんだが。
 俺が勝っても、俺にはなんにもないんだが」

 ほんとうに、今さっき、気がついた、というように、田中は困惑したように言う。

「……そういえば、そうですね。
 あっ、じゃあ」
とめぐるは提案する。

「田中さんが勝ったら、なにか好きなスイーツ、お作りするってことでっ」

「……いや、いらない」
と言われて、ええっ、と叫ぶ。