同窓会に行ったら、知らない人がとなりに座っていました

「さあ?
 なんだかわからないけど、田中竜王にしかわからない、なにかがあるんだろうよ。

 だって、なんだかんだで姉貴のこと気にしてんじゃん」

 そのとき、下の方でトントン、と音がした。

「今、音した?」

「した気がする。
 誰かノックしたんじゃない?

 回覧とか?

 チャイム直しなよ。
 そのうち引っ越すにしてもさ」

 トントン……。

「こんな時間に誰だろ。
 N⚪︎Kかな?」

 いや、なんでだよ、という雄嵩の声を聞きながら、階段を下りてみる。