同窓会に行ったら、知らない人がとなりに座っていました

「嫌だと思ったんだ」
「え?」

「俺じゃなくて、他の奴がお前の菓子で勝つのは――」

 なんでだろうな、と田中は呟き、周りで食べていた常連さんたちは、

 それは恋では……?

 っていうか、その人が勝つのも、あなたが勝つのも菓子のおかげではなくて、ご自分の力では?

と思っていたが、みんな邪魔しないよう、聞いていないフリをして、ラーメンをすすったりしていた。