同窓会に行ったら、知らない人がとなりに座っていました

「顔を見たところ、そんなに好みじゃなかったんだが」

 いや、好みじゃないなら、やめとけよ。

 なんせ、絶望のタヌキだからな。

 久門と違って、ほんとうに美意識の高そうな男には似合わないだろう。

 そう思って、ホッとしかけたとき、黒木田が言った。

「かなりの美人だが、可愛い系なんで、好みじゃない。

 でも、そういえば、昔、対局のとき、彼女のスイーツを食べたことがあったのを思い出した」

 ――なんだって!?