同窓会に行ったら、知らない人がとなりに座っていました

 対局のときでなくともお互いの些細な動きにも敏感になっている。

「調べてみたんだ。
 久門の記事じゃ、よくわからなかったんで」

 ん? と田中が顔を上げると、

「天花めぐる、調べてみた」
と黒木田は言う。

「なぜ、わざわざ」
「いや、俺はその子を賭けて竜王戦を戦うんだろう?

 どんな子か見たいじゃないか。

 だがまあ、考えれば考えるほど、納得がいかない。
 なぜ、俺が巻き込まれねばならないのか。

 それで思ったんだ。

 俺が勝ったら、俺がその子をもらえばいいのでは?」

 いや、なんでそうなったっ?