「田中」 と久門は腕を組み、田中を見据えて言う。 「今度の対局。 めぐるんちゃんを賭けて勝負だ」 「いや、結構だ」 断られたっ。 「……めぐるんちゃんを賭けて勝負だっ」 と久門は仕切り直す。 「ほんとうに結構だ」 やっぱり、断られたっ。 「なんなんですかね、これ。 私、告白もしてないのに、振られてるみたいになってるんですけど」 とめぐるは近くにいた健に訴える。