同窓会に行ったら、知らない人がとなりに座っていました

 こっちのタヌキは、もしや、久門っ?

 めぐると恋に落ちると、タヌキになる呪いにかかるのだろうか?

 そんなめぐるが乗り移ったかと思うような妄想に取り憑かれている横で、健たちが言っている。

「あれっ?
 これ、おじいさん、勝つんじゃない?」

「そういえば、もうすぐ竜王戦ですね。
 『田中竜王、おじいさん相手に防衛できず――』」

 記事の見出しを作るな。

「どうします?
 おじいさん、竜王名乗れますよ」
と若林が言うと、おじいさんは笑っている。

「すみません。
 スランプを加速させないでください……」
とオムライスを手に師匠が言っていた。