同窓会に行ったら、知らない人がとなりに座っていました

「そんなものは……」

 読まない、そう田中が言おうとしたとき、

「めぐるん先生の熱愛報道ですよ」
と若林が言った。

 いつもは絶望のタヌキの目を思い出すと平常心になれるのだが。

 今、その絶望のタヌキが俺に絶望を与えてくる……。

 ページいっぱいの白黒写真の中で、めぐるが長身の若い男と楽しげに笑い合っている。

「……いや、久門じゃないか」