同窓会に行ったら、知らない人がとなりに座っていました

 だが、百合香は、
「はいよ」
と普通に言う。

「タコス!?
 えっ? タコス!?」

「そんなものこの店にあったのっ?」

「私も知らないんですけどっ」
と騒ぐめぐるたちにルカは立ち上がり、メニューのところまで行くと、隅の方の変色しているメニューを指差した。

 タコ、と書かれたメニュー短冊の右下の方がはがれ、丸まっている。

 ルカはそれを指で伸ばした。

「ほら、タコス。
 最初に店に来たとき、丸まってるのが気になって、伸ばしてみたの」

「タコスッ!」
と全員がマジックで書かれたその文字を読む。