やってきた常連さんたちと雑誌を眺めていると、若林が同じ雑誌を手に駆け込んできた。
「見ましたよっ、熱愛記事っ。
なんで言ってくれなかったんですかっ、めぐるん先生っ」
「いやそれ……若林さんに空港に連れてかれたときの写真ですから。
誤報ですよ」
あっ、やっぱ、あのときのですよねっ、とテーブルの上に同じ記事を並べて若林は言う。
「おかしいですよね。
最初はめぐるん先生と僕と田中先生と久門先生の四人でウロウロしてたのに。
なんで、久門先生との熱愛になってるんでしょうね」
それは私が訊きたいかな……とめぐるが思ったとき、若林が心底不思議そうに言った。
「ほんとうに。
僕もいたのに、なぜ、久門先生となんでしょう?」
――ん?



