「それでさ。 外国のお菓子ってフレーバー強めじゃない? ちょっと日本のお菓子が懐かしくなったころ、フランスで、たまたま一個だけもらって食べたのよっ。 繊細な味付けのミニカヌレをっ。 なにこれ、日本人が好みそうな味って思って食べたんだけどさ」 めぐるは食堂で人の少ない時間、ふと思いついたスイーツを作っていた。 オムライスを食べに来た安元ルカがずっと横でしゃべっているのが、なんだかいいBGMになっていた。 スイーツ好きがスイーツを語っているからだろうか。