迷路の先には君がいた


「あはは、まあね、昔から仲良しなんだよ。おい、鷹也。きちんと周りは清算したのか?彼女に迷惑かけるなよ。昔からスワンのお姫様と言われた人だぞ」

「崇。調子に乗ってんじゃないぞ。お前の美人秘書はどこへいった?」

「実は黙っていたが、今日は彼女のお父さんの手術日なんだ」

「なんだと?おい、見舞いも出してない。どうして黙ってんだよ。かなり悪いのか?」

「いや、大丈夫だ。祝い事なのにこんな話は黙っていてくれと言うからさ。芙蓉さん、そのうち紹介するよ」

「はい、楽しみにしています」

「芙蓉さん、鷹也を頼みます。こいつは普段愛想いいが、結構根に持つタイプです。君のいない間も飲むと荒れてね。今後は側にいてやってください」