視える私の見える好き









epilogue.



「お母さん、この光る文字、どうして私しか見えないの?他の子に言ったら嘘つきって言われたよ。」

「……大丈夫。この見える力は神様からの贈り物。自分を信じて大切にしていこうね。」



柔くて愛しい、小さな手を同じ目線で握る。
今は悩んでいるこの日々も、いつかは必ず誇れる日が必ず訪れるから。

大丈夫。

自分を信じて。




「私もママとパパみたいに、同じ文字の人と出会えるかな?」

「きっと出会えるよ。」

「その前にお前を虐める奴らがいたら俺が容赦なく出てくからな。ちゃんと言えよ。」

「「……もうパパ。」」


そう言って未来に希望と不安を抱く小さな娘を、力強く二人で抱き締める。
娘が可愛すぎる余りに、たまに過剰に反応してしまうパパには娘と共に困る時があるが、私達はいつも幸せに過ごしている。


この力に出会えて良かった。
こんな想いをさせてくれた、運命に感謝している。


何度貴方を愛しいと思っただろう。

貴方と離れることなんて無いと約束するから、その代わり、私達の為に頑張り過ぎるのはダメだからね。



運命の相手は貴方で良かった。






【完】