視える私の見える好き



大きなビルが建ち並び、動く電光掲示板。

沢山の人達が行き交うこの当たり前の日常、当たり前の風景。



こんな色とりどりの華やかな世界で、小さな頃から地味で友達も少ない、引っ込み思案で人見知りの自分が変装までして占い師をやっているのか。

ただ単純に、自分の能力はこれしかないから。

元々好きだったタロットカードに自分の持つ能力が上手く混ざり合い、運命の相手を導き出す力も加えられた。

自分でいうのもおこがましいがほぼ間違い無い的中率。
しかしあくまで本業は学生であり、自分に自信がつくなら少しだけと認めてくれた両親の許可の元、このパープルを始める。

こんなに店が繁盛するとは思っていなかったけど…。