視える私の見える好き


……神様。
本当に私と彼は運命の相手なのですか?

ねぇ、私全然信じて貰えない。
ねぇ、私物凄く軽蔑されてる。

「……私は、私は。」
「だから喋んなって。もう二度とY地区にも来るなよ。見たら女でも俺ら容赦しねーから。」

何一つ、真実も何も言えない。

隣で彼の腕を組んでいる美那がニヤニヤしながら、こちらを見ている。

どうしてこんな想いをしなきゃいけないの?

運命の相手に信じて貰えないなんて……そんな事が何故あり得るの?

ううん、そんな事はどうでもいい。



好きな人にこんな事を言われて傷つかない人なんて居ないよね。
私の流す涙は……間違えていないよね。


「やだ~!泣くとか役者過ぎない?流石ね!詐欺師さん。」
「美那、もういいから行くぞ。」

コンタクトで良かった。

眼鏡をかけていたら、きっとレンズに涙がついて視界が見えなくなる所だったかな。





見えなくなって良かったけどね。

どうしてこんな目に合うのかな。

私が運命の証が一致しないと、告げた恋人達からの復讐ですか?

私にも罰が与えられたのですか?教えてよ、神様。

この能力なんて、もう要らないから……無くならないなら、もう占いなんて辞めて誰にも何も言わないから……。

……悠紀くん私を信じて。




言っても信じて貰えない。


流す涙が止まらない。




止まらない。