「まぁ、もう生きてねーけど。あとお前、敬語使ってるけど俺まだ14歳だから。」
よくよく顔を見ると、金髪の男の子は確かに顔はまだあどけなさが残っていた。
にしても、14歳でこんなに迫力があるのかとビックリしてしまうが、私の事をお姉さんに似てると言った彼は、少し空気が和らいだ気がした。
それにつられて、私も少し強張った身体がほぐれた感覚。
「美那さんのこと、何か分かったら教えて。」
「は?何で俺が?」
「教えてくれたら私のお店で君の事占ってあげる。」
「!?」
気付けば無くなっている敬語に彼は気付いていないし、私も無意識だった。
そして私が言った言葉に彼は、キラキラした表情で驚きと喜びの顔をしていた。
「やっぱりマジだったの!?お前占い師なんだろ!?勇太郎さんと勇次郎さんから聞いてたけど、俺らに見えないモノが見えるんだろ!?」
そう言った彼の胸元で浮かび上がっている文字は、私にしか見えない。
嘘のような話なのに、勇太郎さんも勇次郎さんも全て信じており、稀だなぁと思っていたがまさかここにもいるとは。
「見えてる。今も君の胸元で浮かんでる。」
「スゲー!やべー!!どんな形!?どんな色!?」
「教えて欲しかったらちゃんと情報を教えて。」
我ながらズルい取引だが、あんなに怖かった男の子の事が、今はもう普通に接している。
「分かった!任せろ。あ、でも俺、金ねーから。お前の店に行っても……。」
「無料に決まってるでしょ。」
「やりー!」


